頼りになる管理会社の選び方
マンションやアパートを購入してその家賃収入で利益を上げる投資方法が不動産投資です。そのような不動産をオーナーが実際に管理する場合もありますが、たいていはプロである管理会社が対応します。
管理会社が対応する理由
不動産の管理をオーナーではなく管理会社が行うのでしょうか？これは、入居者募集や入居や退去にかかる事務、設備点検など日常起こりうる雑多のことを管理会社であれば的確に対応してくれるからです。加えて騒音問題をはじめとする住民同士のトラブル、家賃滞納などに対してもプロの視点から必要な措置を取ってくれるからです。
そのため、アパートやマンションなどをしっかりと管理するならば、信頼できる不動産管理会社と契約するのが必要不可欠です。
管理会社の規模や種類
管理会社にもいろいろな会社があり、比較的規模が小さく地元に密着している地域密着型と、大手不動産管理会社、企業の支店やフランチャイズなどです。それぞれ、契約条項や行う管理の範囲が違いますので、しっかりと比較して選ぶことが必要です。
管理会社にお願いする業務の範囲によっても、いくつか選ぶことができます。入居者の仲介だけを依頼するといったシンプルな方法もありますし、家賃を集金してもらうだけの契約もあります。
入居率の高い部屋であればこの程度の契約でもよいかもしれませんが、空室が出たときの募集宣伝などをお願いするという方法もあります。
管理会社の選び方
選び方の基準としては、物件の管理などの部分で自分ができることは自分で行い、できないことやその物件の欠点を補てんしてくれるような管理会社を選ぶことです。
面倒な管理を委託する一つの契約として最近着目されてきているのがサブリース契約です。一定期間部屋を不動産管理会社が直接借り上げるというシステムになっており、空室でもある程度の賃料が見込めるのがこのプランの特徴的なところです。
しかしながら管理の手数料として賃料の3パーセントから5パーセント程度は管理会社に納めなければなりませんし、敷金や礼金などはすべて管理会社の収入になります。資金に余裕がある人や自分で管理をするのが面倒な人は、このようなサブリース契約を選ぶのも一つの方法です。
信頼できる管理会社を見つけるためには、アパートやマンションなどを購入したりアパートを建設したりする時点から管理についても考えておきましょう。
そこで、自分が管理会社に求めることを明確化にします。実際は、いくつかの管理会社を回ってみて直接自分が信頼できる会社を探します。契約事項にも不備な点がないかしっかり考えてから契約することが必要です。